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生物多様性を普及啓発する企画展の内容を充実させたい!

福山市環境保全課

 福山市では、生物多様性の中でも、特にスイゲンゼニタナゴといった希少種の保全やアルゼンチンアリなどの特定外来生物が引き起こす外来種問題についてフォーカスし、普及啓発に取り組んでいます。

 これまで、スイゲンゼニタナゴについては、地域住民、各種団体、有識者、行政機関等で構成される芦田川水系スイゲンゼニタナゴ保全地域協議会を設置し、生息地の保全活動や保護増殖、普及啓発に取り組んできました。
 特定外来生物であるアルゼンチンアリについては、拡大防止に向けて企業と連携するとともに、防除には市民の理解と協力が不可欠であるため、外来種問題について正しい知識の普及に取り組んでいます。

 「ネイチャーポジティブ」や「30by30」などの生物多様性に関するキーワードが国から示され、社会的に生物多様性に関する関心が高まる中で、市民にも生物多様性の重要性が広く認識されることが望まれています。しかし、「生物多様性」という言葉はスケールの大きな話でどこか他人事としてとらえられがちであり、それが市民への普及啓発がしにくい一因ではないかと考えています。
 この度、市民の方に自分事として考えてもらうきっかけづくりとして、身近な生き物を題材に生物多様性について知ってもらえるような「環境企画展」を開催することとしました。しかし、市で保有しているものだけでは、市民の方が楽しく学べるコンテンツが不足していました。
 
 こうした課題を受け、アース製薬株式会社から、私たちの身近にいる生き物を表示した大型パネルや、害虫顔当てクイズ、虫よけ線香づくりワークショップなどのコンテンツを無償で提供いただきました。
 8月9日(金)に開催された「虫よけ線香づくりワークショップ」では、アース製薬株式会社から2名の社員の方を講師としてお招きし、生物多様性の大切さや蚊をはじめとするおじゃま虫との上手な付き合い方などを講演いただくとともに、親子で楽しく虫よけ線香づくりを体験しました。

 参加者からは、「家にいると嫌な虫も自然の中では大事な生き物であるころがわかった。」、「虫よけ線香がこうして出来上がることが知れて楽しかった」という声をいただき、生物多様性の大切さについて楽しく知っていただき、自分事として考えてもらうきっかけになったと考えています。
 福山市では、引き続き、企業と連携し、こうした楽しい企画を通じて、生物多様性について普及啓発をしていきます。

達成したゴール

アース製薬株式会社

私たちの社名に掲げる「Earth(=地球)」には、人々の役に立つ商品を世界中に広めていきたいという先人の思いが込められています。
私たちは、1892年の創業以来1世紀以上にわたり、人々の健康と快適な生活の実現に真摯に向き合い、高品質な商品を提供し続けることで、社会と共に着実な成長を遂げてきました。
そして、これからも世界中のより多くの人々の暮らしに寄り添い、さらに豊かで快適な生活を実現できるよう貢献してまいります。

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