SDGsプロジェクト
ストーリー
地元住民と積極的に交流し、地域共生・地域共創による活性化をめざすプロエイドの取組


保育・学童・介護を融合し、世代間交流によるマンパワーが発揮される環境を
福山市南蔵王町に本社を構える株式会社プロエイドは、「保育」「学童(児童)」「介護」という3分野でサービスを展開しています。保育分野では小規模保育所や児童発達支援事業所、学童分野では放課後等デイサービス、介護分野では小規模多機能ホームや看護小規模多機能ホーム、訪問看護などの事業所を運営。
さらに3分野を融合させた取組も実施しています。「世代間交流」をキーワードにし、さまざまな世代の人が関わり、体験・経験・役割・貢献などが感じられる時間をつくり、それぞれが持つマンパワーが発揮される環境を提供しています。
また、プロエイドは2015年の設立時より、CSR(企業の社会的責任)活動として「地域共生・地域共創プロジェクト」に力を入れています。これは、地域住民も参加できるイベントを開催し、地域住民とともに住みよい地域づくりをめざす取組です。「取組を続けてきて、企業と地域住民の双方にWIN-WINの関係が生まれたと感じています」と語る、統括責任者・山村 武尊(やまむら たける)さんに話を聞きました。

地域住民と一緒に魅力ある地域づくりをめざした活動
山村さんは取組を始めた経緯について、プロエイドの保育・学童・介護という事業に対し、地域住民が心理的な障壁を感じていたことだと話します。
「地域の方は、事業所へ利用者以外が気軽に行ってはいけないような気持ちがあると感じていました。おそらく、事業所は利用している人や関係者のための施設という認識があるのでしょう。弊社の事業は地域に密着したサービスで、誰でも気軽に訪れて良いのです。そうすることで、弊社のサービスが必要になったとき、気軽に相談できると考えています。だから、心理的な垣根を取り払いたいと思いました。そこで、私たちが積極的に地域の活動・行事に参加するようにしたのです」
やがて「地域共生・地域共創」を合言葉に、地域住民と協力し、一緒になって魅力ある地域づくりをしていくCSR活動へとつながっていきます。

地域住民が気軽に参加できる多彩なイベントを開催
プロエイドの活動は、とても幅広く行われています。地域の溝掃除への積極的な参加のほか、地域内の畑で季節の野菜を栽培・収穫する「寄り合い農園」などを展開。農園では、幼児から高齢世代まで幅広い年代の利用者や地域住民が参加しており、一緒に苗を植えたり収穫をしたりすることで、交流が生まれているそうです。
ほかにも、介護事業所内に地域のシルバー世代が集まってさまざまな催しを行う「茶話会」を、毎月第2火曜日に定期開催。また保育所では、未就園児を対象に親子でのさまざまなイベントを企画する「おもちゃサロン」を月に1回実施しています。
おもちゃサロンでは、マラカスづくりや季節に合わせた写真フレームづくり、講師を招いての虫除けスプレーづくりなどを開催しています。
「2026年2月現在で、『寄り合い農園』は事業所の利用者・地域住民を合わせ、毎回40〜50人の参加があります。茶話会は毎回15人前後、おもちゃサロンは毎回6組前後の親子が参加しています」
また、「くら・らぼ多機能型事業所」内には、「Kura Lab絵本ライブラリー」を開設。未就園児が走り回ったり騒いだりしても気にならないような場所をつくるために生まれました。これには山村さん自身の子育ての経験が生かされているそうです。
ライブラリーでは本の貸出を行うほか、月5〜6回のイベントも開催しています。所蔵は約3000冊に上り、多くの絵本は地域住民から寄付してもらったものです。
「開催されるイベントは簡単な工作や、絵本の読み聞かせ、ふれあい遊びなどです。イベントは自社主催のもののほか、外部団体による人形劇やキッズマッサージなどがあり、外部団体主催によるイベントも増えています。
いずれのイベントも利用者以外でも参加可能で、一部を除いて参加費無料で実施しています。夏は納涼会、冬は餅つき会を自社敷地内で開催しています。毎年来場者が増え、地域住民も楽しみにしているそうです。「くら・らぼ多機能型事業所」の建設時には「棟上げ」を実施し、地域住民が大勢集まったとのことです。
イベント等の告知は自社のSNSがメインですが、参加した人の口コミによっても少しずつ参加者が増えています。なかには、定期的に訪れるようになった人もいるそうです。

地域共生・地域共創活動により、自社サービス拡大や地域の雇用にも影響
10年以上にわたり、地域共生・地域共創の活動に取り組んできたプロエイド。長年続けてきて、さまざまな変化や効果を感じているそうです。
「変化の一つが、弊社の事業所のスタッフに地域住民の方が増えたこと。徒歩圏内や自転車圏内で通勤されている方が、とても増えたのです。地域の方に弊社の事業や雰囲気を理解してもらえて、弊社が地域に浸透してきた証拠ではないでしょうか。当初の『地域住民の方の心理的障壁を取り除く』という目標にも、近づいていると思います」
プロエイドは、本社のある南蔵王町六丁目周辺に事業所を複数構えています。これらの多くが、地域共生・地域共創の活動を通じて親交が生まれた住民から、場所を借り受けて設置されたものです。「誰も使っていない家や土地を所有しているので、ぜひ役立ててほしい」といった声があり、事業所の設置につながりました。「寄り合い農園」の畑も、同じように地域住民から借り受けたものです。
「地域共生・地域共創の活動は、弊社のサービス拡大や雇用促進という形で、地域の方へ還元できていると感じています。やはり、目的をぶれさせずに、長く継続させていくことが大切なんだなと、あらためて思いますね」と山村さんは笑顔を見せます。

地域共生・地域共創の輪を広げ、地域を盛り上げていく
山村さんは、地域共生・地域共創の活動での今後の目標は「Kura Lab絵本ライブラリー」の利用者増だと言います。
「イベントがあるときは、おかげさまで大変多くの方にご参加いただいております。一方、イベントがないときの一般利用はまだまだ少ないです。せっかくたくさんの幼児向けの絵本がそろっていますので、気軽に利用してもらえるよう、工夫していきたいですね」
さらに、地域共生・地域共創の活動について、地域内にある他の企業にも輪を広げていきたいと考えているそうです。
「住み続けたい地域、住みたい地域にするため、地域共生・地域共創活動の輪をもっと広げ、住民と企業とが一丸となって盛り上げていきたいです。一部の企業さんが理解を示してくれて、一緒に活動に参加していただいています。協力いただける企業さんをもっと増やして、地域をさらに元気にすべく、お声がけしていきたいですね」と、山村さんは意気込みます。


- 株式会社プロエイド
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私たちは福山市南蔵王を中心に、介護・保育・学童のサービスを一体的に取り組んでいます。『働くお母さんの応援隊』として、地域の女性が継続就労をできるようになる会社でありたいと考えています。
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